奈々氏の良い加減でいこう

アクセスカウンタ

zoom RSS 習熟度別授業と少人数指導 その1

<<   作成日時 : 2006/02/25 20:58   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

 いつもいろんな問題点に気づかせてもらえる元校長先生の記事に,習熟度別授業と少人数指導について触れた記事があったので,今日はこの話題で。

 少人数指導は文字通り,1つのクラスを2つ(教員が2人なら)に分けて,授業を行う。分け方はいろいろあると思う。が,指導に適したやり方は,やっぱりあるのではないかと思うのです。以前なら習熟度別の分け方でやるほうのがよいのではと思っていました。しかし,今は少し考え方が変わってきました。
 習熟度でクラスを分けることのメリットは,
1.同じレベルの子どもたちに教えるので,無駄が無い
2.よって教材研究がしやすい。
3.ある意味(あくまである意味です)子どもたちが,萎縮しない。
4.補充や指導の範囲外のことも扱いやすい。
などかなと思います。3をのぞいて教師の便利さです。3については算数で言うと,高学年に行くほどできない子には苦手意識が強く感じられます。苦手意識が強い子は,なかなかみんなが「わかる〜」とか「簡単,簡単」といっているときに「よく分からない」などということはできません。しかし,周囲が似たようなレベルの子どもたちだと,安心するのか「ここが分からない」といえることもあるのです。

 じゃぁ習熟度別での授業に賛成かというとそうではありません。私の学校は,現在,授業をどのようにしていけば子どもに寄り添っていけるかを研究しています。その中のひとつのキーワードに
かかわり合い
があります。いろんな考え方の違いがあってこそかかわり合いは成り立ちます。考え方というのは算数的な考え方のみならず,これまでの生活経験から出てくる考え方の違いもあります。かかわり合う事で,その子らしさが出てくるし,他の子の考え方との違いに気づいていくのです。そして,お互いの考えの違いを理解したりすることで,学習面だけでなく,個性を認めていくことにもつながると考えて研究を進めています。また,習熟度別の授業にはもうひとつの問題点があります。それは評価です。違う教師が,習熟度の違う子どもたちを教え,評価をどうするかは困った問題です。等質の2分割ならそれぞれの教師が同じ観点でつければそれほどの問題は起こらないでしょう。
 というわけで,習熟度別の授業には基本的に反対です。計算のドリルとか非常に限られた場面でなら有効な方法かもしれませんが。

 休み無く働いているので,ちょっと疲労が抜けきらないまま次の週を迎える状態がつづいていますので,今宵はここまでに。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いつもお世話になり、ありがとうございます。
よい研究をなさっているなと、敬服しました。『かかわり合い』は、学習の場面でも大切だと思います。『Aちゃんの考えで、ぼく、ひらめいたよ。』『Bちゃんの考えは変だよ。でも、どう言ったら、Bちゃんに納得してもらえるかな。』そういう授業であれば、いじめもないし、お互いに深い人間関係を築けるのだと思います。
 休み時間の人間関係も大切だけれど、授業時間が一番多いわけですから、授業中が勝負ということでないと、弱いですよね。
 ご健闘を祈ります。

 ちなみに我が地域では、習熟度別を、『個人差に応じた指導』『学習』ということでやっています。きっと奈々氏先生の地域と同じでしょうね。
toshi
2006/02/28 20:17
toshi先生,いつもコメントありがとうございます。うちの地域では,少人数対応をこのようにやりなさいとか強い指導は無いようです。私のような平の立場では知らないだけかもですが。ですので,少人数対応の教員の運用の仕方は各学校に任されていると思います。うちは,子どもに寄り添うという意味でも,習熟度別は行っていません。低学年は,まだ,学校自体に慣れていないと思うので,クラスを半分に分けての授業は行っておらず,どちらかというとTTに近い形です。担任は全体を見て,特別支援が必要な子にもう一人がつくというパターンです。
奈々氏
2006/02/28 22:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
習熟度別授業と少人数指導 その1 奈々氏の良い加減でいこう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる